フランス人との交流 奮闘記

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プロフィール

AIU6期生 / 京都府出身 
留学先:アメリカ コロラド州
卒業後から現在までの略歴:2014年に卒業後、商社に就職
在学中に力を入れた活動:ハンドボール部、SRT、パイプ委員会
昨年からフランスに駐在しています。フランスには日本人滞在者も多く、コミュニティも多いのですが、出来る限りフランス人社会に飛び込みたいと思い、日々奮闘中です。今日は私がこれまで実施してきたオススメの方法を紹介したいと思います。

言葉なんていらない

秋田でのAIU生活やアメリカ留学時に学んだ事ですが、外国人と仲良くなるのに、一番手っ取り早い方法の一つがスポーツだと思います。皆さんも留学先で感じられたと思います。しかし、学生時代と社会人の大きな違いは、相手の方(会社の同僚や友人)は若い方からおじさん世代の方々まで年代が様々な事と、自分自身も社会人になってからの暴飲暴食で昔ほど体が動かない事です。よってどの様なスポーツを提案するかが大変重要になります。

手始めにゴルフに参加してみた

ゴルフはフランスでも盛んで、パリから車で1時間位の所に初心者でもプレイできるゴルフ場がいくつもあります。日本のシステムと少し違うのは、1人でプレイする場合は、たいていの場合、他の3名グループと同組に振り分けられ、一緒にプレイする所です。最初は少し抵抗感があったのですが、これは逆にフランス人と交流できるチャンスになると思い、何度か単身でプレイしました。

運が良い時は、優しいグループと同組になれ、交流のチャンスがあるのですが、運が悪い時は、一言も話さない癖の強い方や、プレイに集中していて、話しかけるどころで無い人も多くいました。
(日本の様にナイスショット!とかあまり騒がない事を後から知りました…)

また、ゴルフの場合、お会いする人はほぼ一期一会で、それはそれで良いのですが、せっかくなら一緒に働いている同僚など長くお付き合いする人との交流を深めたいなと思う様になりました。

パリ近郊のゴルフ場の風景

駅伝イベントを企画

そんな折にパリで駅伝イベント(Ekiden de Paris)が開催される事を知りました。6名1チームで、42.195kmをリレー形式で走るイベントで、一人当たり5-10kmを走るイベントです。これはチャンスだと思い、早速会社でランナーを募集、粘り強い(しつこい)勧誘で他部署からの参加者も含め2チームで参加する事が出来ました。普段仕事で関わる機会の無い方々と知り合えた事と、達成感をみんなで共有出来た事が大きかったです。

走り終えたチームメイトと一緒に

ランチ時間のプロジェクト

フランス人は仕事とプライベートを分ける人が多く、日本の様に仕事後に職場の同僚と飲みに行く事は一般的ではありません。飲み会で、人と仲良くなる事が得意な自分にとっては難しい環境です。

そんな中、赴任後の会社の研修で、フランス人の大切にしている価値観にビヤンエートル(BIEN-ÊTRE:人生に幸福感を求める事)がある事を学びました。

そこで今取り組んでいるのが、「プロジェクト ビヤンエートル」で、これはランチ時間に同僚を誘って散歩や、ジョギングをする事で、勤務時間の延長でありながら、フランス人の感性に触れられ、仕事以外の交流が持てるという画期的なアイデアです。現在必死に周りに声を掛けており、徐々に参加者が増えてきた所です。

まずは一人でジョギングコースを下見!人知れず入念に準備を行います!

でもやっぱり言葉が出来るに越したことはない!?

上記では運動の事ばかりお話ししてきましたが、言葉は出来るに越したことはなく!?、以下の方法で言葉を鍛えつつ、フランス人との交流の機会を模索しています。

実践は朝のマルシェ(市場)が一番

休日は出来る限りマルシェへ行く事を心がけています。マルシェにはお肉、お魚、チーズ、野菜、お花等々販売されていて、行くだけでも季節の移り変わりや食文化を感じられおすすめなのですが、地元のフランス人との交流、フランス語の実践にもおすすめです。

その中でも特におすすめなのが魚屋さんでのオーダーです。たいてい魚が丸々一匹売られていて、注文時にどの様におろすかお願いする必要があります。その為、魚の名前、捌き方を覚えて挑む必要があります。最初はうまく伝わらず、魚を丸々一匹買う羽目になりましたが、2回目には内臓をとってもらい、3回目には鱗をとって切り身にしてもらえるようになったりと、魚屋のおじさんとの会話レッスンと毎週の小さな上達がうれしいです。

マルシェでのお魚屋さんの風景

意図的に常連客に

マルシェ以外では、同じお店に意図的に通う事を意識しています。私の場合、家の近所のブラッセリー(軽食が食べられるレストラン)とパン屋さんに積極的に通っています。通う事で店員さんに覚えてもらえ、少し面識が出来るとお会計以外の会話が出来るのでこちらもおすすめです。

最近は、韓国系の小さなスーパーでも店員に覚えてもらえ、お会計時に一言韓国語を教えてくれるので、図らずも韓国語も少し覚える様になってきました。

終わりに

まだ駐在となって1年程ですが、これからもどうすればフランス人社会に馴染んで行けるか、試行錯誤を続けながら模索していこうと思います。AIU生の時に培った何事もやってみる精神が社会人になった今でもバリバリ役立っています。皆さんからも、外国人との交流術でおすすめの方法があればアドバイス頂けると嬉しいです!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 地元の人々やコミュニティと積極的に関わろうとする姿勢、非常に素晴らしいと思いました✨
    特に魚屋のおじさんとのエピソードが好きです(笑)

    僕がスウェーデンに留学していた時は、地元のカフェで開催される”Language Cafe”を利用したりしていました。
    主に言語交換を目的としていますが、日本語に興味のある現地の方と知り合うには良い機会かなと思います◎

    今後もフランスでの駐在生活、頑張ってくださいね!!

    • 安田さん、記事を読んで下さり、またコメントまでありがとうございます!少しの勇気が必要ですが、とりあえずやってみよう!みたいな所はAIU生活で身に付いたのかなと思っています。貴重な海外での生活だと思いますので、地域の方との交流に加えて色々と挑戦してみようと思います。今度は直接お話できる機会を楽しみにしています。

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