オーストラリア永住権への道のり

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プロフィール

5期生/栃木県出身
留学先:キプロス ニコシア地区
卒業後から現在までの略歴:卒業後すぐオーストラリアに渡り、広告とコミュニケーション修士を取得。卒業後に現地で就職。
在学中に力を入れた活動:AIUを日本全国に広め隊(隊長)とダンス
その他:2019年末に念願のオーストラリア永住権を取得。

AIUを卒業した後、漠然としたビジョンと共にオーストラリアへ渡り大学院に入学しました。永住権取得を事前に計画立てて渡豪した人に比べ、将来を見据えたリサーチもなく渡豪した自分には8年に渡る永住権への道が待ち受けていました。

オーストラリアに来てからは?

オーストラリアに来た頃は将来のビジョンはもちろん、大学院卒業後に滞在する為の査証(ビザ)など長期的なことはあまり考えていなかったのが正直なところです。

大学院の卒業が迫ってきた頃に、焦って次のビザについて調べていたのを思い出します。運良くオーストラリアには、「卒業生ビザ」というものが存在しており、政府に認められている学校で2年以上学校に通うと貰えます。2年の卒業生ビザは、就業はもちろん自分の好きな様に滞在できる自由なビザです。

オーストラリアは移民大国ですが、長期ビザの取得は決して簡単だとは言えません。学生ビザやワーキングホリデーなどの短期ビザを取得するのは比較的簡単ですが、将来を見据えて長期ビザの取得を考えている人は、ある程度のビジョンを持って渡豪した方がビザへの近道になると思います。

私の場合は、大学院に通っている間に参加していたマーケティングのインターンシップを通してフルタイムでの仕事を見つけることができました。しかし卒業生ビザの「2年」というタイムリミットのせいで、「今後どうするか」といった自分の中のジレンマは消えないまま、オーストラリアでの生活は続きました。

住んでいるシドニーの様子

永住権に向けて8年の道のり

8年という年月は、オーストラリアに学生として降りたった日から数えた年数です。永住権取得に至った流れを簡単にまとめると、

大学院生→マーケティング会社に就職(2年の卒業生ビザ)→宿泊施設ネットワークの会社でウェブ担当として転職(卒業ビザ残り6ヶ月)→永住権を取得

オーストラリアはキャリアアップの為に数年ごとに転職する人が多いです。そんな転職市場が活発な中、英語のネイティブでもなく日本での就業経験もなかった私にとって、現地の人と張り合って仕事を勝ち取るということは簡単なことではありませんでした。ましては長期の就業ビザもない立場から、面接にさえ呼ばれなかったことが何度もありました。

8年を思い返して、「どうしてここまでこれたのか?」という質問に対して真っ先に頭に浮かんでくるのは、「人との繋がり」です。

就業移民(?)であった私にとって、いつビザが切れてしまうのか、将来どうしようか、などの不安はずっと頭の中にありました。そんな中いつも味方になってくれたのは、会社の上司や、周りで同じ様な境遇の中奮闘している友達たちでした。

初めて就職したマーケティングの会社で、卒業生ビザの残りがあと6ヶ月に迫った時、「まだ経験が浅いあなたに、大金を出してまでビザを出したくない」と言われた時は、正直お先真っ暗でした。当時は絶望的でしたが、後から考えるとこの出来事がなければ、勇気を振り絞って転職活動をすることもなかったので、永住権の道もまた遠くなっていたと思います。

転職の面接時には正直に、ビザが6ヶ月で切れてしまうことを伝えました。同時に、応募した会社が掲げる「人と人との繋がり」や「人と地域との繋がり」を主としたビジョンに強く賛同したことと、外国人からの目線でオーストラリアを旅先として紹介したいという願望を伝えました。ビザのことに触れた時、面接官の顔に一瞬の迷いは見えたものの、面接の最後には「あなたをチームにぜひ迎えたい」といった言葉を頂くことができました。面接官たちとのフィーリングも合ったのか、笑いが絶えないリラックスした面接であったことも覚えています。

ここでアドバイスがあります。オーストラリアの求人広告には大抵、「市民権または永住権を保持していること」や最低でも「オーストラリアで働けるビザがあること」が条件として記載されています。
自分が採用要件(スキルだけでなく保持しているビザ)に完全に合致していなくても、まずは応募してみてください!面接まで辿り着ければ自分を売ることができます。結果的に合格できなかった場合でも、面接の練習にもなります。現在採用業務も行うようになってから感じたことは、スキルや経験ももちろん大切ですが、会社のカルチャーにマッチするかどうかということはそれ以上に大切なことも多々あるということです。

転職した宿泊施設ネットワークの会社は、過去にスポンサー(一時的就労ビザを代理人となって申請する会社)としての経験がなかったので、スポンサーになる為の条件や義務などは自分で調べました。その時の上司や人事マネージャーも昔オーストラリアに移住してきたという過去もあり、親身になって悩みと状況を聞いてくれ、2年就労ビザ(当時457就労ビザと呼ばれたビザ)の取得を手伝うことを承諾してくれました。

数年前に会社で30歳のお祝いをしてもらった時

現在457就労ビザは存在しません。オーストラリアのビザ制度は毎年見直され、以前あったビザが急になるなることも多々あります。私の場合も、ビザの457申請直後に同ビザの廃止が発表されました。そのため混乱も起こり審査に1年半かかりました。ビザの却下も大いにありうる為、その期間はもちろんハラハラドキドキでした。(ビザ申請中は元のビザが切れてしまった後でもそのまま滞在することができます。)

幸いにも永住権(会社の協力が必要)に繋がる2年就労ビザの取得ができ、その後も会社側との交渉を進め、無事永住権を取得することができました。

ちょうど私が永住権を取得した後、ビザ制度が再度見直され、就労ビザから永住権への多くの道が廃止されました。申請があと1ヶ月遅かったら、会社が手伝いを承諾してくれなかったら、永住権は取得できていませんでした。親身になって助けてくれた上司や人事マネージャー、そして周りでビザの情報の共有や聞き込みなどを行ってくれた友達には感謝してもしきれません。

AIUに留学していたオーストラリア人のサランダと旅行中

今やっていること

現在は、シドニーを拠点とする癌の研究から啓蒙活動そして患者とその家族のサポートを行う非営利団体で、デジタルプロダクトマネージャーとして働いています。

患者やその家族向けの情報だけでなく、医者などの医療従事者向けの情報や診療ガイドライン等を扱うウェブサイトの担当をしており、日々学ぶことが耐えない環境です。大学院を卒業してからの今に至る道のりは(今思い返せばあっという間でしたが)とても長いものでした!

今後の目標と終わりに

ビザの束縛から逃れた今は、本当に何がやりたいのかや、どんなキャリアアップをしていきたいかなど考える余裕が出てきました。一番強く思っているのは、私が色んな人に助けられて、支えられてここまでこれたことを忘れずに、これからオーストラリアを含む海外で頑張っていきたいと考えている皆さんの役に立ちたいということです。オーストラリアにワーキングホリデーや勉強、もしくは旅行に来たいと思っている人がいましたら、ぜひ連絡をください!少しでもお役に立てることが出来れば嬉しいです。

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