転勤妻の挑戦

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プロフィール

5期生、京都出身。在学中はバレーボール部。卒業後、総合電機メーカーにて勤務、育休産休を経た後、夫の転勤を機に退職。現在下関にて2人の男児の子育てに奮闘中。

AIU卒業後のキャリアについて教えてください

総合電機メーカーにて、国内省庁向けの人工衛星の営業及び衛星部品の海外営業をしていました。海外出張の機会も多く、やりがいを持って働いていたのですが、結婚して子どもが産まれると、子どもが可愛すぎて育休を延長。そろそろ復職しようと思っていた2人目の育休中に夫の転勤が決まり、退職を決意。横浜から下関に引っ越しました。

宇宙営業部門在籍の育休中、当時1歳の長男と宇宙展にて。

「自身のキャリア」と「夫の転勤への帯同」を天秤にかけたのですね?

夫の転勤は、夫婦で話し合って提出した夫の異動希望が叶った形でした。その為、私の退職は「家族のために自分のキャリアを犠牲にした」というよりは自身で希望したものでした。

退職という選択をしたのは、子どもが生まれてから自分の中の優先順位が大きく変わったことが要因です。それまでは都会での遊びや海外出張が多い仕事が楽しかったですが、子どもが生まれると都会での子育てを窮屈に感じたり、ワークライフバランスを重視するようになりました。

そのような変化やどういう家族になりたいか、どういう妻、母になりたいか、そして何より自分がどういう人間になりたいのかを考える中で、一旦子どもが小さい間は専業主婦になりたいというのが導き出した答えでした。

専業主婦になって、大きな気持ちの変化はありましたか

ゆっくり子どもの寄り道に付き合いながら幼稚園へ送迎したり、徒歩5分の海や近所でほぼ毎日外遊びをする中で、季節の移ろいを感じたり、子どもの成長を感じたりするのはとても楽しいです。また家や生活が整っていて、毎晩食事を家族全員でとれたりすることに幸せを感じています。

一方で、いざ退職するとこれまで自分が大手企業に属しているだけで安心感があったことに気づかされました。与えられた業務をこなすと、それなりに忙しく、充実感があるので、自分の人生をどうしたいのかを考える時間もなかったし、考えることからも逃げていたと思います。

自分で専業主婦を選択したとはいえ、収入がゼロになったことにただ焦ったり、周りの働いている友人と比べて自分に劣等感を持ったりしたことももちろんありましたが、今は自分がなりたい人間に近づくためには、限られた自分時間をどう自己研鑽に使うかを考えて楽しんでいます。

子どもや家族中心の)日々の暮らしについて教えてください

午前中は2歳の次男と2人で、昼過ぎに4歳の長男が幼稚園から帰った後は3人で、6時ごろ夫が帰宅してからは4人で騒がしく過ごしています。最近は、ようやく次男のお昼寝中と子どもが寝た後に自分時間を確保できるようになりました。

次男が幼稚園に通い始めるまでは、インプットの時期と捉えているので、TOEICの点数の更新や資格の取得、フルマラソン挑戦などを目標に掲げて努力しています。また、嬉しいご縁があって近所の小学生(お友達)たちに英会話教室を始めているので、そのカリキュラムや教材づくりも楽しんでいます。

英会話教室のハロウィンパーティーからの1枚

今後の夢は

どこに夫が転勤してもそばで働き続けられる女性で居たいです。そして働く楽しさを子どもに背中で伝えながら、仕事が理由の後悔がない子育てをしたいです。

家族を持つと、自身だけではどうしようもないことや予測がつかないことが続くことを感じています。会社員の頃は、どこかで家庭と仕事どちらかを犠牲にする前提で考えていましたが、フリーランスとしてどちらも手に入れて働きたいと漠然と考えています。まだ漠然としている大きい夢ですが、諦めず近づけるようにここで宣言しました!笑

終わりに

ライフステージが変化する中で、いろいろな悩みや迷いが出てきたときにいつもハッとするような気づきや刺激をくれるのはAIU時代の友人です。みんなが活躍していることが私を焦らす時もありますが、やはり鼓舞してくれる大事な存在です。今後、どんな場所に住むことになっても楽しく生きていく自信があるのは、AIUでの経験と今後もずっと繋がっていると信じられるAIU生のおかげです。この寄稿が縁で、また繋がりが再開したり、誕生したらいいなと思います!

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