ヨガ講師という仕事 ー 今日もありたい私でいるために、自分の“心地良さ”を大切にすること

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プロフィー

鍵谷美波(かぎやみなみ)
学年:13期
出身:北海道函館市
留学先:リンショーピン(スウェーデン)
卒業後から現在までの経歴:2020年3月AIU卒業後、同年フリーランスのヨガインストラクターとして活動。
在学中力を入れた活動:ダンス部、V-ACT、最後の学祭の同期パフォーマンス!
3年の夏〜4年の夏にかけて「幸せの国スウェーデン」へ念願の留学。帰国後、卒業前のセメスターは最後の部活に学祭!と学生生活を満喫。エントリーシートの「エ」の字も知らず就活しないまま卒業し、半年後ヨガインストラクターの資格を取得、現在に至ります。
秋田が大好き!

はじめに:自己紹介とフリーランス生活のこと

こんにちは!13期卒業生の鍵谷美波です。

2020年春にAIUを卒業し、現在は秋田県でヨガ講師として活動しています。フィットネスクラブや自治体から依頼を頂いたり、自主開催で対面やオンラインのレッスンを行なっています。

社会人になりあっという間の3年目ですが、講師活動と同時に始めた蕎麦屋のアルバイトも継続しています。たいてい日中(9時〜15時頃まで)は元気に蕎麦を運んで、夕方帰宅してから21時頃までヨガのレッスン。

と、お話しするとかなりハードな毎日を送っているように聞こえてしまうのですが、朝からレッスンがある日はバイトはお休み。1時間のレッスンが1日3本あるかないかなので、合間の時間はレッスンの準備やその他の作業、勉強やプライベートの時間に充てるなど、比較的マイペースに過ごしています。仕事場もほとんどが自宅なので、仕事とプライベートの区別は正直なく、ワーク・ライフ・ミックスという感じです。

この記事を書きながら、「あの人は元気かな」「いま会ったらどんな話をするだろう」と、懐かしい顔が次々と浮かんできます。ここでは、ヨガの仕事を通じて「ありたい自分であるために、自分の心地良さを大切にすること」について書いてみたいと思います。AIU時代共に闘った同期や、日々の仕事や暮らしを頑張っている卒業生の皆さんに届いたら嬉しいです。

“心地良い”と感じるのはどんな時?

皆さんはどんな時に“心地良い”と感じるでしょうか。

1日の終わりに湯船にとっぷり浸かっている時、金曜日の夜に好きな映画を観ている時、いいパートナーと仕事ができている時、気の合う仲間とおいしいものを食べている時…

思い浮かべるシーンはきっと人それぞれですが、私が思う“心地良い”とは、無理をしていなかったり、心や体の声を受けとっている状態。日々やるべきことに追われていると、自分の心や体の声はどんどん遠ざかっていく気がします。もちろん私達は社会の一員として生きているので、いつ何時も自分だけを優先することはできないけれど、自分の心地良さを一番に優先することって、大人になるとすごく少ないと思うんです。

そんなふうに自分の心や体の声がシャットアウトされると、いつしか疲れ切って動けなくなってしまいます。タイヤがボロボロでブレーキも効かない車でアクセルを踏み続けている感じ。卒業生の皆さんの中にも、やりたいこともやるべきことも山積みのAIU生活や社会に出てから、頑張りすぎて体調を崩したり、無気力になった時期があったかもしれません。例にもれず私にも、そんな時期がありました。

ヨガでお伝えしている“心地良さを大切にすること”

そんな私が、「心も体も元気に、毎日を自分らしく過ごしてほしい」という想いでお伝えしているのが「ヨガ」です。

世界中でヨガブームの今、ヨガのイメージは様々です。「体が柔らかくないとできない」「人間離れしたポーズをする」「瞑想で精神を整える」など色々と耳にします。

私自身がヨガを通じてお伝えしていることは「ポーズができるかできないかよりも、気持ち良いかどうかを大切にする」ということ。いつもの生活の中で「今日は休もう」とか「心の声を聴こう」と苦慮するよりも、マットの上で身体を伸ばして、「無理に伸ばしすぎていないか」「呼吸が苦しくないか」を確認することの方が、実はシンプルで心地良さを感じる近道だと私は感じています。

講師になってまだたったの3年ですが、年齢も職業も体調も一人一人違う方々に指導をさせていただいて感じることは、最初は皆さん、自分が無理をしていないか、気持ち良いのかどうかが「よく分からない」ということ。そして、1時間のレッスンや回数を重ねるごとに、だんだんと自分の“気持ち良い”が分かってきて無理をすることが少なくなり、呼吸がゆったりとしてくることです。それだけ普段の生活では、気持ち良く身体を動かしたり、ただただリラックスすることに慣れていないのかもしれません。

いつものヨガクラスの様子

On the mat から Off the mat へ

そして不思議なことに、1日たった10分でも、1週間に1時間でも、マットの上で自分の心地良さと向き合う時間が習慣になると、マットを下りた日常生活でも「あれ、ちょっと疲れているかも?お茶でも飲んで一息つこうか」と、自分のための選択やアクションが増えてきます。

On the mat から Off the mat へ。

私自身も、「最近忙しいな。ちょっと充電したいな」という時は、コーヒーを淹れて好きな小説を開いたり、秋田のおいしい空気と自然を感じるために散歩に出かけます。

現在私が講師としてお伝えしているヨガはあくまで、心地良さ(と同時に心地の悪さ)を知るための小さなきっかけでありツールの一つ。その背景にはいつも「心も体も元気に、日々を自分らしく過ごしてほしい」という想いがあります。

休日は釣りに行くとか、昔好きだったスポーツで汗を流すとか、大好きな漫画を読み返してだらしなく笑うとか。

改めて、皆さんはどんな時に“心地良い”と感じますか。

最近そんな時間を作れていなかったという方は、これを機にぜひ思い返して、その時間をもってみてほしいです。

明日からも自分のペースで暮らしていく、ちいさな糧になりますように!

自然を感じて、おいしいものを食べてエネルギーチャージ!

最後に:これからやりたいこと

きっと先輩・後輩の皆さんもそうだと思うのですが、卒業から3年経った今もAIUの同期や先輩・後輩、教職員の方々との出会いは私にとってかけがえのないものです。また秋田で在学生と交流する機会もあり、厚かましくも、毎日がむしゃらだった当時の自分と彼らを重ねたりもします。

そんなAIUに関わる皆さんのウェルビーイングをサポートする活動を少しずつスタートしたいなと思っています。キャンパスの芝生でヨガをしたり、同じテーブルを囲んでおいしいご飯を食べながら世代を超えて語らったり。

大きなアクションでなくとも、ちょっとZoomでお話ししようよ〜という方がいましたらとっても嬉しいので、お声がけいただけたら嬉しいです!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

きっとどこかで会えますように!

【文責・個人情報】
鍵谷美波(minamikagiya.works@gmail.com
Facebook:https://www.facebook.com/kagiya.minami
Instagram:https://www.instagram.com/minami_yoggy/
(ヨガの活動について発信しています)

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