やりたいことを諦めない。やれそうな場所を探して動くまで!とは言うものの、その気持ちを維持するのもやっぱり大変

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プロフィール

学年:13期生
出身:神奈川県
留学先:タイ バンコク
卒業後から現在までの略歴:
新卒で食品メーカーに就職。入社後1年半で、フードロス削減を目指すスタートアップへ転職。入社当時は社長1人のみの会社だったが、現在10名前後の会社に。食品メーカー出身であることを活かし、食品の仕入れと在庫管理などのバックオフィスをメインに担当しながら営業も行う。
在学中に力を入れた活動:
部活も行事も留学も全力投球。特に1年生春から4年生冬まで居座り、2年生の時に部長を務めたバレー部が大好きでした。学業は全力というより、死にもの狂いで取り組んでいました…

自分で選んで入った企業だったけど、納得できないことに耐えられず飛び出した

2020年4月。世界中がパンデミックに陥り始めたころ、私は社会人デビューを果たしました。
最初に入ったのは食品メーカー。営業という職種はよくわからないながらも、料理をすることも、それ以上に食べることも大好きな私は、入社してすぐに調理をしたりそれを試食したりといった業務内容があることに心を躍らせていました。

そんな高揚感は長くは続きませんでした。仕事に対してネガティブな感情を抱いたことも否定できませんが、それ以上に、自分の譲れない思いに気づいたことによるものです。連日、勉強のために自社商品を使った食べきれない量の料理を出してもらい、残ったものは捨てられてしまっていました。できる限り持ち帰るなどしていましたが、それでも限界があり、まだ食べられるのに捨てられていく食品を見て「いつかこれをなんとかしたい」と思うようになりました。

そんな状況を見て心を痛め続けていた私に対して先輩が言った言葉が忘れられません。
「もったいないとは思うけど仕方のないことだし、毎日のことだから慣れてなんとも思わなくなってしまう」と。確かに、目の前の仕事が優先でそれどころではないのだろうとも思いました。それでも、食品を作っている会社に所属している人自らがそんな意識でいていいはずがない、絶対にこの状況を変えてやるんだと、新入社員ながらに固く誓ったのでした。

そこから社内外で自分なりに動いてみて、いろんな関係部署の方が何か関連情報があれば声をかけてくれるようになりました。それでも、目の前の仕事はやはりそれとは別。先輩たちに相談しても「まずは今の仕事を頑張ることで将来自分のやりたいことができる可能性がある」などと、聞こえの良いありきたりな言葉をかけられるばかり。自分の興味のあること、取り組みたいと思えることが明確にわかっているにも関わらず、何のためになっているのかよくわからない目の前の仕事をこなしていくことと、それを頑張っても自分の欲しい未来に繋がってくるのかどうか全くわからない状況というのは苦しくて仕方がありませんでした。

当時の支店長に涙ながらに訴えたところ、おそらく今の会社では食品ロスの削減に直接関わることはできないと告げられました。ショックではありましたが、自分の追い求める方向に向かっていくために場所を変える決意ができたので、良い転機だったと思っています。

やりたいことなら圧倒的に頑張れると思ったけれど、それでもしんどいときもある

晴れて転職を成功させ、同じタイミングで入った同期と社長との3人で働き始めました。入社した当時は社長が1人だけでやっている会社で、メインの事業も新しく始まったばかりのものでした。

入社時

ここで少し事業紹介をさせていただくと、私達の事業は食品ロスを提供する無人販売機の運営です。駅や商業施設に設置された販売機で、本来であれば廃棄されてしまう予定だった食品を消費者の方々に提供しています。(廃棄されてしまう予定だった食品とは、賞味期限が近くなった、パッケージが変更になったなどの理由で、まだ美味しく食べることができるのに一般の流通に乗らなくなってしまった食品です)2023年5月時点で全国に約60か所に設置があります。

fuuboというサービスなので、気になる方はこちらをご覧ください。

fuubo
【公式】SDGsを実現するフードロス削減ボックス「 fuubo(フーボ) 」 「 fuubo(フーボ) 」はフードロスとCO2排出を削減できる無人販売機です。フードロスをお得に提供しています。非対面・非接触の日本初のフードロス削減のためのサービスで...

私はこの販売機の在庫管理や商品仕入、営業を担当しています。

ベンチャーとはいえそんなに苦しいと思ったことはなく、自分の興味のあることにやっと携われるようになった喜びもあって忙しいながらも楽しくて仕方がなかった時期を過ごしていました。

1周年の記念写真

そこから1年間同じメンバーで働いてきましたが、この半年で環境が大きく変わりました。私達より社会人経験もスキルもある人が入社してきたり、本気で自分で売上を作っていかないと自分の存在意義が見いだせなくなったりといった状況に置かれて初めて、私はベンチャーに来て何をやっていたんだろうと、無力感と危機感に苛まれました。

今思えば、人が変わらないことで危機感がなかったこと、タスクが多かったり拘束時間が少し長かったりといった「大変な風(ふう)」で動いていた自分自身に酔っていたところもあったのかなと、恥ずかしながら思います。実際、高速バス(時には夜行)で出張に行くこともあり、体力的にきついこともあるのは事実です。でも、それはベンチャーという環境の特殊な条件のひとつであり、それ自体が「ベンチャーで働く」ことの大変さの本質そのものではないということを、今更ながら痛感している毎日です。

環境が変わると、求められるものも自分の気持ちの持ちよう、もっと言うと必要な覚悟も変わってくるように感じます。頑張りたいという気持ちはもちろんありながらも、常にそう思えるかというとやっぱりそうではない時もあるのが正直なところです。これまでの経緯を人から称賛されることは多かったのですが、私はそんなに強くないと思ってしまう自分もいて、葛藤の日々を過ごしています。

人が増えれば環境も担当業務も変わる、社会情勢や会社の動きで求められるものも違ってくることに気持ちがついていかず、荒波にもまれている感満載です。

AIUに来た時の自分を思い出し、誇りに思える日を目指して

私がAIUを選んだ理由は「英語を話せるようになりたい」「留学したい」という夢を叶えるためでした。自分の理想を実現するための手段として場所を選んだという意味では今と変わりません。入るまでも私にとってはものすごく高い壁でしたし、入学後も夢を叶えるための目の前の授業や課題、TOEFLを頑張るのはつらかったことを思い出しました。遊んで過ごしている大学生だってたくさんいるのに、でもそれを選んだのは紛れもなく自分。AIUでの日々と同じように、もがいていればきっと乗り越えられること、乗り越えた先には今の自分には全く見えていない世界が広がっているのだろうと思いなおしました。

一番最初に載せている写真は、環境省からの依頼で私たちの事業をインドでプレゼンする機会をいただいたときのものです。AIUで4年間頑張った結果として英語を話せるようになった私にとって、この日ほど「英語を話せる」ことを誇りに思った日はなかったと感じました。それほどに貴重な経験ができたのは紛れもなくAIUでの日々のおかげなので、今の苦しみもいつかの素晴らしい瞬間の糧になっていると信じています。

小さな小さな会社ですが、国の事業に採択されたり環境省から声がかかったりしたくらい注目されている事業です。社会的にも高い評価を得ているサービスなので、特に人事総務関連、サステナビリティ関連のお仕事をされている方はご覧いただき、ご興味がありましたらご連絡いただけるととても嬉しいです。

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