プロフィール
6期生。在学時はGPIASに所属していました。
大学卒業後、在学時に交換留学で来ていたアメリカ人の方と結婚しました。今は東京で二人楽しく暮らしています。
国際結婚ならではの苦労した部分や楽しさについてお話しします。
国際結婚、実際どう?
最初は「結婚に国籍なんて関係ない」と思い結婚したものの、実際に結婚して長く一緒にいると、お互いのホームの違いからくる色んな方面での苦労や悩みが出てきます。逆に、予想もしなかった楽しさがあったりもします。
今回はそんな私達の国際結婚生活を少し共有できればと思います。
一番大変だったこと
一番大変だったことは、相手の親父さんに結婚を大反対されたことです。
妻が日本に遊びに来た時にプロポーズをして結婚を決めたのですが、電話で親父さんに報告をすると「日本人と結婚するならもう帰ってくるな」と言われて、僕自身もそうですが、妻はとてもショックを受け、結婚前からいきなり国際結婚の大変さを感じました。
親父さんはまさに田舎の頑固おやじという感じで、アメリカはおろか、ケンタッキー州から一度も出たことがない、もちろん飛行機も乗ったこともないというような方でした。
実は妻が日本に留学に来るときも、「戦争の敵国になんて行くな」と反対していたのを押し切って留学に来たという話でした。
どのように乗り越えたのか
最初は全く話を聞いてもらえませんでした。それでも毎日ビデオ電話をするうちに少しずつ話を聞いてもらえるようになりました。
妻に親父さんがどんな人で、どんな話が好きなのかを聞いたり、どんなことを話すべきなのかスクリプトを書いたりしながら毎日テレビ電話を繋ぎました。
親父さんとお話しをするために日米の歴史や宗教を勉強して、考え方の違いから戦争の話までたくさんお話ししました。
幸運だったのは、父親以外の相手家族(母親、姉、弟)はとてもオープンで協力的だったことです。「彼は娘が選んだ人だ」とこっそり親父さんを説得してくれていたようでした。
家族の協力もあり、最後は親父さんから「娘を幸せにしてくれ」と言っていただきました。人種や価値観、文化が違っても、娘を想う同じ人間であり、通じ合うことができたと感じた瞬間でした。
親父さんは腹を割ってお話ができると、とても愛情深く、面白い人で、今となってはすごく仲良くなることができて週に一度はビデオ通話で他愛のない話をしています。
ハードルを一つひとつ超えていく楽しさ
プロポーズの時の話もそうですが、事あるごとに色んなハードルが出てきます。行政の手続き、仕事関係、帰省事情など、インターネットで調べてもなかなか情報が見つからないことも多いです。
それらのハードルを一つひとつ(お互いに文句を言い合いながらも)超えていくことは、国際結婚ならではの楽しさだと思っています。
今はちょうど、妻のオンラインでのビザの更新・永住権の取得に悪戦苦闘してますが、定期的に訪れるこういった国際結婚ならではイベントに対して「おー、次はこれがきたか」と思いながら楽しんでいます。
今後の目標
家族の目標としては、よく話し合って、支え合っていければなと思っています。
日本で住めば妻にとってはアウェイ、アメリカに住めば私にとってはアウェイになります。よく話し合って、お互いがホームに思えるような家庭を作っていきたいなと思います。
私自身の目標というか尊敬している人は、同じように国際結婚をして、今アメリカに住んでいるAIU同期のミネタくんです。よく連絡も取っていて、お互いの近況報告や国際結婚ならではイベントの情報交換をしています。彼にもぜひこちらで記事を書いてもらえるようにお願いしてみます。
終わりに
小さな大学の数少ない卒業生同士の繋がりを大切にしていきたいなと思っています。
特に国際結婚を考えている人がいれば情報も少なく、分からないことがたくさん出てくると思いますし、もちろん国際結婚に関係なくても、もしこの記事を読んで気になることなどあればぜひ気軽に連絡いただければと思います。
最近はコロナもあり、人との繋がりが薄れてしまいがちですが、AIUの卒業生として色んな情報交換ができると嬉しいです。
コメント
コメント一覧 (2件)
なかなか結婚認めてもらったまでのハードル高かったねー💦挫けずよく乗り越えた!素晴らしい!
週1でお義父さんとテレビ電話はスゴイの一言!尊敬します笑
コメントあざす!
結婚前も結婚後も色々相談乗ってもらって感謝してます!
ミネタの記事も期待してます!