プロフィール
学年:8期生
出身:高知県出身
留学先:シンガポール
卒業後から現在までの略歴:日系大手メーカー→日系大手メーカー→ファミリーオフィス(スタートアップ投資事業)
英語も大してできもしないのに「何とかなるっしょ」のノリでAIUに入学し、勉強もそこそこに野球と竿燈に4年間打ち込んだ人間です。スペイン語全く勉強してないのにペルーを留学第1希望にしたり、暇だから東京から岩手までヒッチハイクしたり、大した準備もせずに興味ある分野に後先考えず突っ込む人間な気がします。
豊永です。
自分自身の「準備できてなかったな」という反省と、「今、準備しろよ」という自戒の念を込めた話です。
書き始めたら書きたいことが一杯出てきました。
ご笑覧下さい。
僕が何者なのか(何をしてきて、今何をしているのか)
日系メーカーで海外営業を経験し、今は大阪の投資会社にいます。最近政府の5か年計画が出たり、大手企業がこぞって投資部門を立ち上げたりと最近非常にホットな分野である、スタートアップへの投資を担当しています。
どう社会に出て、どんな社会人になったのか
僕は4年生の6月に留学を終えて帰国も、特に急いで卒業する気もなく、「どこか運良く受かったら入社するか」くらいの軽いノリで就活を開始。自己分析もざっくり、業界分析もざっくりで始めたところ、就活開始1か月で非常に素晴らしい会社様に内定を頂き、そのまま4年生で卒業・社会人となりました。
結果だけ見ると「最小の労力で国内大手企業に就職した」という成功例なのかもしれませんが、準備不足の結果、入社後もずっと学生気分で仕事するマンが誕生していました。
自身の業務を回してるだけで満足。後輩だったら「なめてんの?」と自分でもパワハラかましてしまいそうな存在。さらに結婚のタイミングで「時代はライフワークバランスっしょ」とZ世代顔負けのムーブで大阪に移住。
2社目でも引き続きそれなりの日々を過ごします。大した実績も無いのに体制に関する文句を垂れ、「もっと面白い仕事したいなー」とビズリーチのエージェントも頭を抱えるような中身スカスカの願望をぼんやり抱えてました。
それまでの2社で感じていたのは
なんか成果が上がらないな。頑張ってない?頭使ってない?
いや、そこそこ頑張ってるしそこそこ頭使ってるはず。でもそこそこ。
なんでそこそこなんだろう?あ、もっとわくわくするような環境を探すべきなのかも?
というどうしようもない感覚で、短絡的な発想、持前の準備しなさで色々動き、結果今の職場に転職しました。
そして現在
今の会社に転職して以降、自分にとっては刺激的かつ今までの準備不足を痛感する毎日を送っています。
世界を変えようと人生かけて打ち込んでいる同年代の起業家や投資家と出会い、その熱量に刺激を受けながら、自分自身も多額の投資資金をほぼ一人で背負い、それに対して結果を出すための勉強&勉強、そして日々全く新しいサービスや技術の話が入ってきます。
非常に前向きな刺激を常に受けながら自己研鑽ができる環境。Is this 最高? Yes of course. 胃が痛くなるタイミングが山ほどありますし、悔しい思いも山ほどありますが、総じて高い熱量で取り組めているなと自分でも感じます。
振り返ると
スタートアップの投資を行う中、同世代の起業家たちが社会を変えようと血反吐を吐きながら戦っている姿を見ていると、自分の準備不足・能力不足を痛感します。
就活時から今までの自分自身を振り返ると、
「なぜ俺はあんなムダな時間を、、、」
とスラムダンクの三井ばりに涙を流すわけです。
(今に活きている経験もあるし素晴らしい出会いもあったので、全てがムダではもちろんないですが)
「就活の時にもっと考えて、社会人になってからもしっかりと将来をイメージして動いていれば、もっと成長できてたんだろうなぁ」と感じたわけですが、それと同時に
あれ、これって別に自分だけが陥る話じゃ無くね?
と考えたわけです。
楽しいAIU生活から離れられず「社会人なりたくないよう」と重篤なピーターパン症候群バリバリの中、首都圏と地方部の情報格差がある中で自分のキャリアを考えなければいけない。
これって意外と陥る人も多い罠なんじゃないかと思っていて、意識的に準備をしないと僕みたいになっちゃうよ、という警鐘を鳴らすべきかなと感じ、ネット社会に恥部を晒しています。
伝えたいこと:準備しよう。
と、まるで「僕はもう取り返しが付かないので」的な文面ですが、当の僕はそうは全く思っておらず、この振り返りが自分の「準備」に繋がり、追いつけ追い越せで必死の毎日を過ごしています。
もちろん就活の時に自己分析として「準備」ができていればとても良いと思うのですが、逆に社会に出てこそ気づくことはすごく多いので、それを踏まえて今の自分の環境で準備できると良いよねと思っていますし、自分自身は今がその瞬間なのかなとも思っています。
将来こんな感じの自分になりたい、この業界でどんなポジションにいたいというイメージが少しずつ明確になってきて、そのためにこの知識とスキルを身に着けたい、だからこれを今頑張らないと、というような、自分の中の目標とキャリアパスと言えるようなものがぼんやりながら初めて持てていて、この先走り続ける準備ができ始めたのかも?と感じています。←今ここ
これって素晴らしいことだよなと思う一方で、もっと早く準備ができていれば今の業界にも早く入れたし、あるいは前職でももっと力を出せたんじゃないかなという反省と、もし準備ができていない人がいるなら、それはもったいないことだよなと感じたことから、今回記事を書かせていただきました。
自分もやったことですが、身近なAIUの同期と話しながら、準備のスイッチを探してみるのはとてもおすすめです!
終わりに
「なりたい自分」とか意識高い系の話に聞こえて、お前東京モード学園かよと思ってるかもしれませんが、なりたい自分が起業家でも投資家でも、在籍している大企業の社長でも、最強の主婦/主夫でもありです。デイトレーダーでもサーファーでも、超美味しいトマトを家庭菜園で作る人とかでもありです。ありよりのありです。前向きに進めればなんでもいいっす。
意識して色々な分野に触れて、その分野の人と話して、実際にやってみるという準備プロセスを経ないとなかなかイメージが持てません。毎日遅くまで残業+休日出勤してたら自然には「トマト作ろ!」とは(少なくとも僕は)ならないです。
忙殺の日々だと思います。忙しくない人なんて基本いないと最近強く感じます。だからこそ意識して色んなものに触れて、なりたい自分をイメージすることが大切だなと、僕自身は感じています。
そのなりたい自分が魅力的でクリアであるほど、そのために何をしなければいけないのか、どんなキャリアパスを経るべきかが明確に見えるはずで、それが何かを達成するために必要な「準備」なのではと最近感じたという話でした。
ちなみに
もし「スタートアップ」として起業することを考えている人がいれば、ぜひお手伝いさせてくださいというのが今回の裏テーマです。
日本は過去に例が無いくらい起業がしやすい環境(資金調達しやすくサポートが受けやすい環境)が整ってきていますし、政府もスタートアップ支援を積極的に進める中、投資側の人材も今後非常に価値が高まる人材になってくると思います。
一方で都市部と地方・界隈とそれ以外の情報格差は依然大きな課題で、起業家や投資家に直接会って話を聞く・刺激を貰う機会や、そもそものエコシステムの仕組み等の情報が掴みづらいので、そこで何か僕が還元できる部分は無いだろうかと考えています。
もちろんスタートアップをすることのリスクはゼロではないし、スタートアップではなく地域に根ざした会社を作るというのも素晴らしい選択肢です。
どんな形にせよ、秋田の山奥に飛び込んだように、新しい挑戦に飛び込む人たちが今後AIUからも増えていけば素晴らしいなと思います。
まだ未熟ですが、必死で吸収してきたものを精一杯還元させて頂きたいと考えているので、お気軽にメッセージ下さい。
コメント