プロフィール
学年:6期生
出身:新潟県(埼玉県育ち)
留学先:台湾 国立台湾大学
2013年に大学を卒業後、ネット広告代理店に入社。その後、デジタルエージェンシーを経て、台湾発の通販サイト「Pinkoi(ピンコイ)」を運営するピンコイ株式会社へ入社。現在はマーケティングコミュニケーションズマネージャーを務める。
現在の職業に就かれた経緯を教えてください
大学卒業後、ネット広告代理店に就職し、スマホゲームアプリのデジタル広告運用を担当しました。デジタルマーケティングの基礎を学びましたが、マーケティングの上流から関わりたいと思い、翌年8月に大手総合広告代理店のグループ会社であるデジタルエージェンシーに転職。コスメや食品、ファッションなど日系クライアントのデジタルプロモーションを担当しました。日々やりがいのある仕事内容でしたが、海外との接点はなく、英語を使う機会もありませんでした。
そんな折、AIUのOBOG食事会で、海外と関わりながらイキイキと働く後輩を見て、やはり自分も海外に関わる仕事がしたいと思うようになりました。当時はタピオカブームなど日本で台湾ブームが起きていた時期。台湾に留学していたこともあり、大好きな台湾に関わる仕事がしたいと考えるように。その後、Twitterで現職の企業がデジタルマーケティング担当を募集しているのを偶然見つけ、「正に自分にぴったりの仕事だ!」と応募し、現在に至ります。
現在はどういった仕事をされているのですか?
台湾発のスタートアップ企業「Pinkoi(ピンコイ)」の日本支社で働いています。Pinkoiは台湾、香港、中国、タイ、韓国、日本などアジアをはじめ、世界中のデザインアイテムをデザイナーから直接購入できる通販サイトです。現在はマーケティングコミュニケーションズマネージャーとして、日本市場におけるブランディングやコミュニケーション戦略の立案などを担当しています。日本チームのメンバーと日々連携を取りながら、日本のお客さまに向けてどのような商品をどういった切り口で提案していくかなど、季節やトレンドに応じたプロモーションを企画しています。
スタートアップ企業ということもあり、常に高い目標に対しスピード感を持って対応することが求められるため、プレッシャーも大きいのですが、大好きな台湾に毎日関われることはもちろん、チーム一丸となって企画したプロモーションが功を奏した時は喜びもひとしおです。
台湾企業と日本企業、何か違うところはありますか?
4つほど違う部分があると思います。1つは「未完成でもまずは公開してみる。何か不具合があったら後から直せばいい」という「やってみる精神」がとても強いということ。完璧を求める日本とは対照的で戸惑うこともありますが、果敢にチャレンジする台湾のメンバーを見て刺激をもらうことも多いです。
2つ目に「フィードバックを通して皆でより良くしよう」という意識が浸透していること。台湾には「對事不對人(人ではなく物事に対して)」という言葉があるのですが、その人を否定するのではなく、その物事に対して批評しようという意味で、部署の垣根を超えてあらゆるメンバーから「こうしてみたら」とよくフィードバックをもらいます。
3つ目は「残業=NG」という意識が強いこと。家族との時間を大切にするメンバーが多く、CEOは自ら会社を早く退社し、必ず家族と夕飯を一緒に食べています。前職までは残業が当たり前の環境にいたので、これはとても新鮮でした。今ではとにかく効率を重視し、業務時間内にどれだけの成果が出せるかを意識しています。
最後に「女性リーダーが多い」ということ。Pinkoiの場合、グローバル全社員のうち約7割が女性で、リーダーも同様に約7割が女性です。日本チームにいたっては、全社員の約6割が小さな子どものいるママ社員。性別を意識することなく、誰もが自分らしく働けることが大きな魅力だと感じています。
台湾企業で働くなかで、AIUでの経験が活かされていることはありますか?
月並みですが「自分の意見を発信すること」かなと思います。立場上、日本チームの要望を台湾本社に説明し、説得しないといけないということもありますが、あまりに自分の意見を言うので(?)、CEOから「あなたは本当に日本人ですか?」と聞かれたことも(笑)。特に、異なる文化背景を持つチームメイトに、自分の意見を伝え理解してもらうことは、大学時代に留学生やクラスメイトたちと過ごした時間や学んだことが活きていると感じています。
今後の目標は?
Pinkoiを一人でも多くの日本人に知ってもらい、アジアをはじめ世界中の優れたデザインアイテムに触れてもらいたいです。Pinkoiのスローガンに”Design the way you are.”があるのですが、これは「一人ひとりが自分らしさをデザインできる社会に」というPinkoiの願いが込められていて、私も大好きな言葉です。日本にも、自分らしさを表現できる人がもっと増えていったら素敵だなと思っていますし、その一助にPinkoiがなれるよう日々尽力したいです。
終わりに
Pinkoiでは随時一緒に働くメンバーを募集しています!正社員のほか、アルバイトのポジションもあります。リモートワークが可能な場合もあるので、興味のある方はぜひ採用情報をのぞいてみてください。
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