全力で生きた留学期間とその先のキャリア

AIUの卒業生の進路は様々。各地域で、日本で、世界で、ありとあらゆる場所で生活している方々の人生やキャリアを、学生目線で記事にしていきます。
今回お話を伺ったのは、スズキ株式会社に勤務される岩井さん。入社3年目にして、既に13カ国で海外出張を経験された岩井さんの「グローバル」な働き方についてお話いただきました。学生時代の留学での経験や学びと、就活や働き方との結びつきに焦点を当てます。

名前:岩井 胡々菜さん
学年:17期生
留学先:ハンガリー
所属サークル:FROM PROJECT Akita、ダンス部
現在の勤務先:スズキ株式会社

目次

就活の原点:いつから「グローバル」な働き方を意識していましたか。

就活前からグローバルな働き方というのは大きなテーマとしてありました。
当初は、語学力を養うことや海外での生活そのものに対する憧れもありましたが、留学をきっかけにそれが就活の大きな軸になりました。

留学中には現地での就職場所も模索したこともありましたが、結果的には現地の言葉の壁にぶつかってしまいました。

それでも、留学を通して様々な文化を持つ人と意見交換し、新しい製品を生み出すことに自身の興味と適性を再認識し、現在はスズキの海外営業にて中東欧を中心に担当しています。

留学先での経験

学生時代に最も頑張ったことは留学だと振り返られていた岩井さん。

「結構勉強を頑張りました。留学中ならではの現地での経験も重視しつつ、ボランティア活動や教職、言語なども履修したためかなりカツカツでした(笑)」

そんな留学先での様々な経験が、グローバルな働き方というキャリア観を形成する大きな要素になったそうです。中でも大きな要素となったのは、夏季休暇中に参加したボランティア活動だったとのことで、そこでの経験をさらに詳しく教えていただきました。

異なる国籍や文化的背景を持つ方々と協働するなかで、多様な視点が掛け合わさることで生まれる価値や、自分自身の視野が広がっていく感覚を強く実感しました。
また、それまで当たり前だと思っていた考え方や価値観が必ずしも普遍的なものではないことに気づかされる瞬間が多く、多様性のある環境で働くことの意義を学びました。
こうした経験から、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と協力しながら成果を生み出す仕事に携わりたいと考えるようになり、就職活動においても「グローバル」という軸を重視していました。

留学先での経験と学びが、現在の仕事に活かされていると言います。
現在留学中の私にとって、その姿はとても印象的で、「現地でしかできない学びの瞬間を大切にしよう。」と改めて感じさせられる内容でした。

「グローバル」に働く上で大切なこと

インタビューを通して岩井さんが一貫して仰っていたのは、相手の立場や価値観を理解しようとする姿勢や相手の目線に立って物事を考えることの重要性でした。もちろん国内でも、どなたと仕事をする場合でも重要なことですが、海外営業の際は特に意識されているようです。

実際に、岩井さんが担当している東欧諸国では歴史的な背景を理解することがビジネスにおいても非常に大切であることを実感したと言います。

東ヨーロッパを担当しているのですが、その地域の歴史や文化に関して取引先の方と話すことに苦労しました。十分な知識が無かったので、、、。大学での学習を通じて、国際系の学問は理解しているつもりでしたが、知らない世界を目の当たりにして、勉強不足だと実感しました。
やっぱり現地の目線(相手の立場)に立つことはとても大事だと思います。

単に自社の商品を説明するだけでなく、取引相手の文化的な知識やその国の人の特性を理解することが仕事の成果にも重要だそうです。
留学先でも様々な経験をされた岩井さんですが、仕事現場の経験からも学ぶことはたくさんあると言います。

今後の展望・将来像

最後に、今後の働き方や展望についてもお聞きしました。

引き続き、国や文化の違いを越えて多様な関係者と協働しながら、新たな価値創出に貢献できる人材へと成長していきたいです。そのためにも、現在の業務を通じて専門性や経験を積み重ね、どのような環境においても価値を発揮できる人材になることを目指しています。
将来的には、駐在や海外拠点との協業案件などにも積極的に挑戦し、現地でビジネスに携わりながら、異なる市場や文化への理解を深めるとともに、グローバルな環境での価値創造に貢献していきたいと考えています。

終わりに

在学中の経験から、実際の「グローバル」な働き方にいたるまで、非常に貴重なお話をいただきました。
今回のインタビューを通して何よりも大切だと感じたのは、学生時代の経験や学びを妥協しないということ。

岩井さんにとって、それがボランティア活動を通じて感じた経験であり、キャリアに直接結びつくものだったとお話いただきました。

学生時代の経験と将来の関係性は三者三様です。しかし、程度の差はあろうと、学生時代の経験は将来のヒントになるのではないでしょうか。

私自身、留学先での学びを見つめ直そうと考える機会になりました。
留学という新環境において、ある程度の新しい学びや経験は、待っていても手に入ります。ですが、そこから自分の興味・関心と結びつけたり、得意・不得意を分析してこそ、学びの価値と解像度は高くなると考えました。決して見返りを求めるわけではありませんが、そのような学びの深さが将来のキャリアや、その先の生活に活かされるのではないでしょうか。

この記事をここまで読んでくださった皆さんも過去の自分と現在の自分の関係性を再確認したり、現在の学びに妥協なく取り組むきっかけになったら嬉しいです!

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